ぼくと空手

 千代田小  市川 岳  

 ぼくが空手を習い始めたのは、一年生の四月からだ。さいしょは、白おびの十級だったけど今はむらさきおびの五級まで進んだ。きっかけは友達がやっていたから。心と体をきたえるために始めた。はじめは土曜日だったけど今は週三回、夜七時から九時までやっている。
 
 けい古は、まずかるく走る。次にじゅうなん体そうをして、その後に中だんしこづき(こしを落としてかまえ、つきをする)を三十回ぐらい。それから六しゅるいくらいのつきを合わせて三百回くらいやる。今度はけり百回。だんだんつかれてくる。その後、ポンプげり。これはすわったり立ったりする。立つ時にけるのがきつい。次にきばだち(こしを落としてちょっと曲げる)のかまえでつきとけりをする。後はかたと組手(たいせん)の練習をして終わりだ。けい古が終わるとあせびっしょりになって、それがひえると氷のようにつめたい。夏はパンツもびしょぬれになる。
 
 去年の試合はかたで一回勝ってやくそく組手は負けた。とてもくやしかった。学年別では黒おびの相手とあたることがあるので、心の中では「あたらないように」とねがっている。
 
 けんせい会では、毎年夏になると山おくで合宿をしたり、先生の家でバーベキューをしたりするので、とても楽しいし、楽しみにしている。
 ぼくはけい古をするのはすごくつらいけど、お父さんとお母さんに黒おびになるまでがんばる。とやくそくしたからやめない。
 
 しはんのよこ山先生は「岳のかたは、きれいだ。」とほめてくれる。空手をやってよかったことは、他の学校の友達やおとなの空手なかまが、たくさんできたこと、それから家族で山登りをする時、高い山でもそんなにつかれなくなったことだ。
 
 今度の大会でははじめて組手の試合をするので、けい古はもっともっときびしくなるけど、黒おびめざしてがんばりたい。